火災や災害の情報を確認する目的で119番を使用すると、以下のような問題が生じ、消防の活動に支障をきたすことになります。
問い合わせのために119番へ電話をしてはいけません。
緊急対応の遅延
119番は火災・救急・救助などにおける緊急通報のための番号です。
その優先度は非常に高いですが、同時に受けられる119番通報の数には限りがあります。
問い合わせなどの緊急通報以外の使用が増えると、本来助けを必要としている人の通報を受け付けることができず、緊急対応が遅れることになります。
緊急対応は1分1秒を争います。
不要な通話が増えると、本来の緊急対応に充てる時間が減少し、人命や財産の損失につながるおそれがあります。
消防活動の障害
火災や災害などが発生した場合には、多くの通報が消防機関に寄せられます。
問い合わせのための通話が増えると、通報の優先順位や情報整理が難しくなり、消防の効率的な対応の支障となります。
また、119番には緊急対応の専門的な体制が整備されていますが、問い合わせ目的の通話に対しては、正しい情報提供や適切な対応が難しい場合があり、誤解や混乱が生じるおそれがあります。